在宅勤務から出社へ戻る? 新しい勤務体系に変わる?
コロナ禍で在宅勤務・リモートワークというニューノーマルな働き方が誕生、定着しました。しかし、今年の5月から感染症法の位置づけが5類へと変更したことで、完全出社に戻ったといった話も聞こえてきます。職場の考え方はどう変化しているのでしょうか。そこで今回は、働く女性の今の働き方について調査をしてみました。
Q.今も在宅勤務してる?
DATA
以前から完全出社…38%
ほぼ在宅勤務で、たまに出社……20%
ほぼ出社で、たまに在宅勤務……20%
以前は在宅勤務だったが今は完全出社……10%
そのほか……8%
完全在宅勤務……4%
※シティリビングWebでアンケートを実施
※有効回答233人
※アンケート実施期間:2023/5/10~2023/5/24
■今も在宅勤務生活を継続中
- 通勤時間の大幅短縮(往復2時間→0分)。業務内容がシステム化されているため、オフィスへ出社する必要性がない(Coco and Herm?s)
- 出社して人とコミュニケーションをとるのも大事だが、家で完全集中して仕事をこなし自分の時間も有効的に使えるので今後も在宅勤務をしていきたい(みぃこ)
- コロナ禍前までは、週1まで在宅勤務OKというルールで9割方使われていなかった制度ですが、コロナ禍以降は完全在宅勤務です。 家に仕事は持ち込みたくない、家は私の城だから仕事の匂いをさせたくない、という考えでしたが、コロナ禍で強制的に在宅勤務になったら、通勤をしないことや職場での人付き合い(集中しているところに雑談とか)がないことの過ごしやすさと言ったらこの上ない!このやり方で問題は生じていないのに、組織の長あたりは、リアルコミュニケーションなどと言っていますが、目的と手段がまぜこぜになるタイプなんだな、と人のビジネスの考え方を知る上でも役に立っています。ずっとずっと在宅勤務がいいです(M)
- コロナ禍が終わっても会社の方針で在宅を続けることになりました。 家のことができるのでありがたいです(あん)
- 遠距離通勤(片道2時間)しているため、在宅なしの完全出勤には戻れないし、絶対に戻りたくないです。週5日も会社に行く必要はないと個人的には思っています(まるこりーにょ)
- 在宅勤務で周囲の理解や正当な評価を得るためには、対面のとき以上に報連相をきめ細やかにして進捗状況を見える化し信頼を得ることと、テキストコミュニケーション能力を磨くことが重要だとこの数年間で痛感しました。もちろん担当業務内容やスキルにも大きく左右されると思いますが、主体的に行動できるか、自らを律することができるかどうかも重要な要素だと思います。我ながら驚くくらい適性があったみたいで、ワークライフバランスが整ったことでこれまで以上のパフォーマンスを出せているので定年退職するまで続けたいです(りょう)
■半々の”ハイブリッド式”勤務
- 同じ時間働いていても、1人で集中している在宅のほうが作業ははかどる。出社して直接コミュニケーションを取れるのはいいけど、作業が進まないことも…。在宅のほうが気持ちも楽に仕事ができているが、サボっている人も多いみたいで、5月から在宅は月8回までのお達しが出た(ぐーたらまるちゃん)
- 出社しなくてもできるように整理され、在宅でも問題なく業務がこなせているので、無理して全出社する必要性が全くないと思う。現状で問題ないのだからこのまま在宅と出社のハイブリッドで十分(ぽむぽむさん。)
- コロナのピーク時は月に1回か2回オフィスに出るだけでよかったのですが、それが週1回になり、昨年5月から一時期は全日出社になったのですがすったもんだの末、今は週3回オフィスに出ると言うルールが定着しました。在宅勤務が始まって3年以上、こちらの年齢も上がり体力的にもきつく、親の介護も始まり、在宅勤務があってこそ生きていられる今日この頃。もう全出社には戻れないです。その分、出社した日は帰宅後にPC開いてメール確認して必要なことは対応する、連休中も時折メールチェックするなど家でも仕事をしています。常に仕事のことを考えるようになりましたが、それはとてもプラスでやる気につながっています。この3年余りの間に退職した人も多く、私の仕事は2倍になりましたが、やる気は5倍になりました!在宅勤務に感謝しているから誠意を持って会社のために働けます。労使が歩み寄ることの大切さを痛感しています。会社には感謝でいっぱいです(あっきー♪)
- 通勤時間がないので、始業までの時間を家事に充てられるのが助かる。でも、ずっと在宅だと気分転換ができないので、出社と半々だとベスト。今、その状態なので、今後も続いてくれると嬉しい(p)
- 介護が必要なペットがいるので、様子を見ながら仕事できるのは本当に助かります。在宅勤務併用の夫と相談して交代で出社もしていて、週に1・2回在宅があると助かるし、出社日と仕事内容を分けてそれぞれに集中して取り組めるので効率も良いです(マナティ)
■職種的に在宅勤務ができない!
- 一度も在宅したことがありません。 往復の通勤時間と会社での対人の煩わしさがないであろう在宅。ストレス減りそうで羨ましい(そうす)
- 元々受付だったので在宅はあり得ませんでした。事務になってもその癖が抜けずフル出社。在宅だと集中力が切れそうです(KR)
- 会社宛の電話をとったり、郵便物を出したりする作業があるため家だとやりにくい部分があり、完全出社になっている。出勤の労力や時間を考えると在宅勤務ができると楽だが、買い物などに出る乗り換え駅へ出かけられることを思うと交通費支給で出社も悪くないとは思っています(15)
■在宅と出社のメリット&デメリット
- 自分の都合や状況に合わせて在宅ワークと出社どちらも自由に使えるほうが良い。週2リモートワークなど。 対面で話したほうがコミュニケーションも取れるときもあるので(クッキー)
- 通勤がいかに自分のストレスになっていたか、コロナが始まってから実感した。 また子供がいる人も、保育園(託児所や幼稚園も含む)の送り迎えが在宅時のほうがラクと聞いたことがある。 コロナが5類になったとて、在宅勤務のほうがラクであれば今後も働き方のひとつで良いのでは?と思う(あの日のよっしー)
- 仕事の効率は微妙な気がしますが心と体にはいいと思います!ストレスフリー!ただ仕事とプライベートのオンオフがなくなってくるので短期間がいいかなと思いました!(イチゴ)
- やっぱり在宅ではできない仕事もあるし、これからは、コミュニケーションを高める社会にならなきゃいけないとおもう(きらら)
- 何事もそうですが、いいところと悪いところがあります。 いいところ:通勤時間がないのでその間掃除などができる、子どもが安心する、いやでも仕事を切り上げなければならないので残業抑制になる。 悪いところ:体力の衰え。ダラダラしてしまう。仕事の合間に家事もするので余計に疲れる(もちくりーむ)
【まとめ】ハイブリッドな働き方が約4割。半数以上が「今後も在宅勤務がいい」
もともと「完全出社」だった人が約4割と最も多かったですが、「ほぼ在宅勤務で、たまに出社」「ほぼ出社で、たまに在宅勤務」といったハイブリッドな働き方の人も合わせて4割となり、スタンダードなスタイルのよう。とはいえ、「完全在宅勤務」は4%となり、コロナ禍真っ只中の頃よりは少数派になったといえそうです。
寄せられた意見を見ると、通勤の手間や家事と並行してできるしてできる「在宅勤務」を推す声が多く見られつつも、人とのコミュニケーションが希薄になったり、運動不足や仕事の効率が下がったりといったデメリットを指摘する人も。どちらにしても、自分の生活にマッチした働き方ができるのがベストなのかもしれません。
今後、どう変化するかまだ読めないですが、せっかくできた「在宅」という新しい働き方。どの人も働きやすいよう、環境が選べるような仕組みになってほしいものですね。
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