職場の人との危機感の違いがストレスに…
GoToトラベルやGoToイートと、世間では外出を促すキャンペーンが話題になっています。再び感染拡大が懸念されるようになっていますが、感染対策をして出かける人もいれば、用心して在宅を続ける人もいて、ウイルスに対する考え方に少しずつ差が生まれつつある昨今。そこで、職場での新型コロナウイルスに対する感覚差について、調査をしてみました。
Q.新型コロナウイルスに対して職場でどんなことに認識の違いを感じてる?(複数回答)
DATA
マスク着用の有無…22%
プライベートでの行動…18%
距離感…16%
手洗いなどの衛生面…14%
外出頻度…11%
接待などの会合…10%
通勤スタイル…5%
そのほか…4%
※シティリビングWebでアンケートを実施
※有効回答数:132人
※アンケート実施期間:2020/9/30~2020/10/14
■着け続ける派? 外す派? マスクに対する意識が違う…
- 会話時にわざわざマスクを外して話したり、熱があるのに出社をする人がいるとストレスを感じる。いつまでも終息しないのではと思う(みちる)
- 出社しなくていいのにわざわざ出社する同僚。子どもはいないしノートPCも支給されてるのに不思議。と思う一方、自分は自分で、出社したときデスクに向かっている間はマスクを外す派。黙っているし、別にいいよね?と思うけど、内心イヤだと思っている人もいるかもなあ(早く収束してほしい)
- 職場の上司に本当に困っています。8月ころまでマスクの必要性がわからないと言い、マスクをつけていませんでした。偉そうにマスクで防げるはずがないと数時間私に話してきましたが、その間にも私にはお前の菌が飛んできてんだよ!と心の中では大激怒していました(りんご)
- とにかくマスクがストレス!という人がいます。やたらとマスクを外す。一応マスク着用は職場のルールとなっているので、守ったほうが良いと思いました(おつまみ)
- マスクを普通にごみ箱に捨てる人がいるのが許せません(あらさん)
- 会社以外の人と会うときはマスクをするのに職場ではマスクをしない。咳をするときもマスクをしない。信じられない(たか)
- 自分は感染していないと言い張りマスクをしないオジサン。大きな咳払いとくしゃみが気になる(y)
- あんなの人口比にしたらかかってないのも同じ、などとどこの統計と比較しているのかよくわからないがコロナを軽視。マスクなんて必要ない、と豪語する同僚。そしていつも謎めいた咳をしている…怖い(RMC)
- 人と話すときにわざわざマスクを外すことを礼儀かマナーと思っているかもしれない人がいる。咳をするときマスクをあごにかけて両手で口元を抑えるのはマスクを汚したくないからだろうか?(SS)
- マスクで防げると思ってる人がいること。マスクで100%防げないし、煩わしいので、私は通勤時、電車内でもマスクはしていません。会社はマスク着用必須なので、会社に入る直前にマスクをつけています。私がマスクをしないで出勤していることは誰も気付いていないので、出勤時に会社の人を見かけた時には急いでマスクを着用します(青足カツオ鳥)
- 仕事中マスクをしない人がいて、普通に話している。その人が話しているときは、こちらはマスクをとって飲み物を飲むことを避けなければならず、マスクしてほしいな、と思ってしまう(かわうそこ)
- 暑いから、寒いからと窓を開けていてもすぐ閉める。席に着けばマスクはする必要がないという認識なのかすぐに外し、そのまま話しかけたりフロア内をうろつき話しかける。洗面台でうがいをするのはいいけど水が飛び散っている。それを拭くのは私(猫助)
- マスクの取り扱い。何日も同じマスクを使ったり、使用済みマスクの外側を平気で触って、挙句、デスクやテーブルの上に放置(バニラ)
- 歯科診療所で歯科助手兼受付として働いている私は、マスクを着けたまま電話対応をします。一方、スタッフの中には声がこもるからと、電話に出るときはマスクを外す女性がいました。マスクを外している間につばの飛沫が辺りに飛ばないか冷や冷やしながらいつも見ていましたし、彼女の電話が終わったら、いない間に受話器含む周辺を徹底除菌していました。結局、本人の意思ですぐ退職しましたが、やはりコロナに対する危機感をもう少し持って対応してほしかったなあと思います(みぃみー)
■気軽にGoTo? 慎重に自粛? プライベートの行動差にモヤモヤ
- 緊急事態宣言だの、各地で感染者数が…と連日報じられている中、沖縄などに旅行したことをコロナ前と同じように報告された(A)
- 3月22日から在宅勤務の我がチーム。そんななか、周りに感染者が出ていないし、どこも空いてるから最高! と言って、家族で観光旅行に行きまくる上司。結果、上司ご家族は皆様元気。こちらはこの半年は旅行も自粛。何が正解かわからなくなってしまった(enoo)
- 職場でドンのような存在の女性(50代、バツイチ、娘さん2人)がおり、コロナ前は、毎晩スナックで飲み歩き、週末はゴルフ、知り合いのおじさんに鰻やお寿司、アンコウ鍋等々の高級料理をしょっちゅうごちそうになるバブリーさんでしたが、コロナ禍でも行動パターンは変わらず。外出自粛期間は歯ぎしりしながら大人しくしていましたが(笑)、副業を許されているので知り合いが店長をしているコンビニでバイトはしていたようです。彼女の言い分は「だって私は感染していないし丈夫だもん」で、保菌者である可能性もあるのに、と職場の女性からひっそりと非難されています(りん)
- 人の集まるところには行かないようにしているのに、夏休みのころ上司が子どものいる部下に、「あそこはいいところだから子ども連れて行ってみろ~」と言っていた(確か動物園的な施設だったような)(もこもこ)
- 通勤経路も生活スタイルも違うので仕方ない面は多いが、出社するなら職場に持ち込まないよう細心の努力はすべき。やはり浮かれて週末や夜にハメを外している人や、GoToで浮かれて旅行に行ってしまっているような人は、距離をとってしまう(しゅんまり)
- 昼カラでクラスターが出た事に文句を言い、自分はカラオケにいっている人(おじぞうさん)
- 2月下旬コロナ危機が騒がれていたが、マネージャーは台湾へ旅行へいった。その数日後どう部署のメンバーが沖縄旅行を予定していたが、世間体もあり中止していた。マネージャーは行くように進めていたけど、ねぇって感じ(やまちょ)
- 基本的には皆、通勤途中や職場などで感染していてもおかしくないよねという感じなのですが、職場のコミュ力の高い子が休日に友人と遊びに行ったり会社帰りに飲みに行っているのを聞くと危機感は低いなと思ってしまう。社食にもわざわざ席数を減らしているのに他の席から椅子を持ってきて密で食べている人もいて、どうせなら初めから席数の多いもっと広いところで食べたらいいのに、と(にゃんこ)
■衛生面、換気なし…会社の意識がズレている?
- コロナは風邪に毛がはえたようなものだから大丈夫と上司は言っている。この間こいつが高熱が3日続き検査を受けろと皆で頼んでも行かなかった。しばらくたってから陰性だったから大丈夫と話していたが本当に検査を受けたのか?いい大人が普通ではありえません(みっちゃんちゃん)
- 今の時期に予約してるのですが、新年の方針発表会をホテルで1月の初めにしてるのですが、来年もするとのこと。信じられません。200名くらいの集まりですから…(ゆずハイボール)
- 会社の入り口に消毒液を置いているのに誰も使わない。外に出ていた際に触った何かにウイルスがついている可能性があるから、会社内に持ち込まないようにして欲しいのに。手洗いも誰もしないし、荷物を持ってきた人がいるときにマスクをしないで対応する人もいる。意識が低いと思う(ニャン)
- 少し前の話ですが、フィットネススタジオに勤めていました。お客様に対しては検温をしていましたがスタッフは特にしておらず、上司にしたほうが良いのでは?と言ったところ、してもしなくてもお客様には分からないし面倒だからしないと言われました。数年勤めましたがこれ以上ここで働けないなと思って辞めました(なな)
- レジ周りやショーウインドウ周りに透明カバーをかけて欲しいとお願いしたけどして貰えず。会社の上層部に頼み込んで漸くレジ周りにのみ設置して貰えたけれどそれ以外は店の上司も同僚も無意味だから要らないとつけて貰えなかった。店内ではマスク着用のポスターも大きくつくって欲しいと言っても無視。マスクなしで来客して大声で話す人が沢山要るのに。本当に恐いです(沙羅)
- 営業課長が会社の経費での飲み食いが大好きで、コロナのさなかでも接待と称して週に2日は繁華街に出かけていたことに、とても憤りを感じました(イズミミン)
- 会社の通達で飲み会は勿論、会議もオンラインにするようにとのことだが、おじさん達が飲み会を開催。何故か客先まで喜んで参加したらしく常識を疑います。更に、体温の計測もせず、オンライン会議のやり方が分からないから…と直接訪問したり。終いには、在宅で出勤者数を減らしているのに「暇だから」と好き勝手に出勤されるので、完全密状態に…(南国♪)
- 在宅勤務でも対応可能な業務をしている人がいます。通勤時間が長いのに会社に出社しようとする点が理解できません。不特定多数の人と接する可能性が高い状況でオフィスに出社してくる事に理解ができかねます。在宅勤務可能な業務なら率先して在宅勤務を選択します。距離感が近い人も少し抵抗を覚えるようになってしまいました(フニフニ)
- 飛び込み営業をしている(させられている)こと。また、社員全体での飲み会や社員旅行をすることなど、世間とのずれを感じる(けんけん)
- 部屋を共有する同じ部署のスタッフは意識が共有出来ているのでストレスフリーだが、同じ社内でも部やオフィスが違うと意識が全く異なるので戸惑う。年寄りが多い本社の食堂でいまだに向かい合ってランチをしていると聞いて驚愕した。最近は改善されたが自主的におかしいと思う人がいない。総務も年寄りなので感覚が鈍い。外部からの入れ知恵でしぶしぶ対応している(ym)
- 3月以降コロナで出社率30%にする為在宅勤務対象となったのですが、みんな守っていると思っていたらその中出社している人がいて9月出社したら「コロナ感染拡大の中会社に来てくれたんだよ」とよくやってくれたとほめられていた。急な在宅で悪戦苦闘、出社したいのを我慢したのに出社した人がほめられていたことに唖然。その後会社拒否症になりほぼ在宅勤務にさせてもらっています(あんぴろ)
- 自分は業務で会議室や応接室の消毒作業をしているが、会議が続く部屋はなかなか消毒が出来ない。なので会議の前後に使用した人が必ず消毒をするよう、お願いの貼り紙をしているのに消毒している人を見たことが無い。全く平気な人がほとんどなのでショック(ゆかりん)
■意識にズレなし! 会社一丸となってウイルス対策中
- 職場全員がコロナ感染に対する意識が高いのでマスク着用・うがい・手洗いは必須です(オムライス)
- 我社は、とても厳しいので。コロナに対しては、徹底的に予防しています(マリアンヌ)
- 違いはなく、全員が危機感を感じている(ススキ)
- 職場の人とは家族より多く時間を共にするものの、マスクはしている。消毒もしている。健康に問題がある人もいないので、半年余りたった今でも誰も感染していないことにまず感謝。(もしかしたら症状が出てないだけだったかもしれないけれど…)常に自分がウイルス保持者かもしれないと意識して行動してくれない夫に閉口。一番ギャップを感じている(まーちゃん)
【まとめ】 8割以上がなんらかの感覚差を実感。職場でストレスを感じている…
まず、職場での新型コロナウイルスに対する感覚の違いについて、違いを感じることが「とてもある」「少しある」と答えた人は合わせて85%。ほとんどの人が何らかの認識の違いを感じていることがわかりました。
その中でも、「マスク着用の有無」が最も感覚の違いを感じるという結果に。コメントも、「飛沫を防ぐためにマスクは絶対必要」という声と「しゃべらなければ必要ない」と意見が分かれており、マスクに対する意識が二分されているようです。
また「職場でコロナに対する意識の違いでストレスを感じることがある?」という質問には、「とてもある」(39%)「少しある」(39%)となり、感覚の差を感じている人とほぼ同じ割合で、ストレスを実感しているよう。やはり危機感や認識の違いは、感染リスクと日々の生活の揺らぎにつながり、精神的負担になっている人が多いようです。
まだまだ先が見えないパンデミックの行方ですが、できるかぎり職場はストレスフリーな状態にしたいもの。お互いで気遣い合える環境を作っていきたいですよね。
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