■正しい冠婚葬祭マナーを知らないと…
結婚式やお葬式はマナーが問われやすい場。大人のたしなみとして知っておかないと恥ずかしい思いをすることも少なくありません。とは言え、日常的に出席する機会はさほど多くないため、何気なくした立ち居振る舞いが実はNGだった!なんて失敗もままある話ですよね。そこで今回は冠婚葬祭での非常識な出来事についてリサーチ! 主婦から寄せられた「冠婚葬祭で遭遇した非常識エピソード」を紹介します。
※アンケート実施期間:2020年5月19日~6月3日、有効回答数:229
Q. 冠婚葬祭で非常識な振る舞いをする人に遭遇したことがありますか?
「ある」が75%とダントツの結果に。結婚式でもお葬式でも目立ったのが「身だしなみNG」。TPOをわきまえない驚愕の服装をしてくる人は意外といるようです。また、ご祝儀袋や香典袋の中身が少なかった・無かった…というエピソードも多く寄せられました。恥をかかないように、また恥をかかせないようにも、正しい冠婚葬祭マナーを身に着けることは大人にとって非常に大事なようです。
■ありえない! 冠婚葬祭で遭遇した非常識エピソード
そりゃダメでしょ! 身だしなみNG ≪結婚式編≫
- 自分の結婚式に白いスーツの女が! 傍らには同じく白いワンピースの女。夫の伯母たち(独身)だった…。夫に「非常識! 着替えるように言って」と言ったが、「それくらいいいじゃん」と全く気にせず。姉妹である姑もまるで気にしてない様子。私はずっと不機嫌だった。(kumiho)
- 兄弟の結婚式で、遅れて披露宴に来た人の服装がジーパン&Tシャツで、かなりビックリした。遅れてきたのにそんな恰好って…。(みいみい)
- 友人の結婚式に参加した時、花嫁さんのお友達が誰よりも派手なヒラヒラドレスだった。花嫁さんの衣装はどれも控え目な色だったので、最後までピンクのドレスを着た彼女が一番目立っていた。あんな舞踏会みたいな人がいるとは思わなかった。(のんそら)
そりゃダメでしょ! 身だしなみNG ≪お葬式編≫
- 夫の祖父のお通夜にて。叔母家族全員ジャージで参加! 結婚して別家庭の従兄弟夫婦もスウェット! ドン引き…。(はーる)
- 会社の人の葬儀のお手伝いに声を掛けられた先輩。喪服を持っていなかったらしく、黒の織柄で後ろに大きなひもリボンがついている服を着て受付に立っていた。しかも、髪が茶髪で化粧も厚く何かのイベントかと思った。(あんぴろ)(ナオ)
- 叔母のお通夜に参列された叔母のお友達の恰好にビックリ。いくら黒っぽいとはいえラメ入りのショールやキラキラの飾り物が先端に付いた靴、ゴールドの指輪を身に着けていた。86歳だというのに…私達親族は絶句! ありえなかった。(み~)
今何て言った!? 思わず耳を疑った瞬間
- お酒に弱く食前酒で酔っ払ってしまった新郎。突然司会者のマイクを奪い「最近の女どもは権利を振りかざして、無能のくせにうるさくていけない!」と暴言を吐き始めてしまった。式場がどよめき、スタッフ達が新郎を抑え込みマイクを奪い戻す場面があった。まだ、新郎は吠えていたが…。(ごめんなさい)
- 義父が亡くなった時、義母の友人という女性が泊まり込みで実家に来た。葬儀のことでバタバタしている中、その女性にお茶を出したところ、「まずい!」と暴言。何様?(いさみ)
- 祖父の葬式後、叔父が「私と妹の香典の額が違う。本当は仲が悪いんだな(妹の方の額が少ない)」と言ってきた。事前に額の相談をしてなかったのでそう思ったようだが、香典のお金のことを本人に言うなんて、なんて品性に欠けた人間なんだろうと軽蔑した。(ぴぴぴ)
距離を置きたい!ヤバイ親戚
- 親と一緒に葬儀に参列した従兄弟。親族の葬儀で30過ぎの社会人なのに、香典を持ってこなかった。理由を聞くと「親と一緒の出席だし親が出したんだからいいでしょ」と。家庭を持ってる身なのにその考え方にビックリ。なのに法要の席では人一倍食べて飲んでたことにさらにビックリ!(どらこ)
- ドケチで有名なおじさんが、自身の父親の葬儀で安い香典代だけで何万円もする高価な法要の食事(宿泊費込み)を平らげ、さらに他の人達の余った料理もタッパーに詰めて持ち帰っていた。もちろん香典返しも余った物は全部お持ち帰り。「まるでハイエナのようだ」と皆開いた口が塞がらなかった。(もりぃ)
- 祖母のお通夜に祖母の姪と言う女性が髪を金に染めた20才前後の息子達を伴ってやって来た。彼らは堂々と式場の親族席に座り、買ってきたファストフードの袋を広げて食べ出した。これからお坊さんが来てお経をあげてくださるのに式場にはニオイが充満。さすがに注意して出て行ってもらったが、悪いとも思ってない様子で車の中で続きを食べていた。親族の集まりでは顔を見たことがない遠戚だが、アレが親戚だと思うと本当に恥ずかしい。(Sally)
ウソでしょ?! ありえないハプニング
- 自分の結婚式・披露宴に参列してくれた友人からのご祝儀が、まさかのカラッポ! もともとぶっ飛びキャラなので何があってもおかしくない人だとは思ったが…。素でやったのか、確信犯的なギャグだったのか…。いまだに気がかりなまま(苦笑)。(クミコフ)
- お葬式でお坊さんがお経を唱えていたら、もう一人お坊さんが来た。謎に思っていると、どうやら唱えてくれているお坊さんが間違えて違う斎場へ来てしまったらしく、気まずそうに去って行った…。お坊さんが間違えるなんて驚いた!(ピピ子)
- 披露宴の時に新婦さんが、新郎・親戚等に突然別れを告げた。映画やドラマではなく現実でもあるんだなーとビックリした!(やっちゃん)
- お坊さんのお経の最中に舟をこいで眠っている人…。まわりは泣いている人が多い中で絶句してしまった。(たんぽぽ)
予想もつかない仰天スピーチ
- 結婚式の新婦友人スピーチで、新婦が結婚できた喜びで嬉し泣きしているのはいいが、今までの恋愛がいかに不幸で大変だったかを「不幸で、不幸で…」と連発。禁句満載スピーチだったので、聞いているこっちがヒヤヒヤした。(さらさら)
- 近所の食堂のご主人の葬儀でのこと。いるのさえ知らなかった長男のお礼の言葉は、「親父は東大を出ていながら、こんなところで冴えない食堂をしていて情けなかった。卒業証書を飾ってあるので見て行ってください」だった。驚愕の言葉にみんなドン引き。(ふとめのおばさん)
- 曽祖母の告別式で献杯の挨拶をと、葬儀社の人にふられた義父が「乾杯!」と大きな声で発声してしまった。大往生の年齢だし、みんな知らないふりをしてくれたけど…。(ミイポン)
敵は身内にアリ
- 義父の葬儀後だが、義父の兄弟が義母に「自分たちにお酌や気遣いがなかった」と文句を言ってきた。義母と私達は身内は理解してもらえるだろうとお客様優先にして、通夜から葬儀まで体力的にも大変だったのにそのような文句を言われてショックだった。(EH)
- お葬式の時、お金がなくて香典が出せないので貸して下さいとお願いしてきた義姉。香典と兄弟で出す花輪と繰り上げ法要の分として5万円を貸した。まず香典1万円で目が点に。親族の前ではお金ある態度でさらに目が点に。ビール足りないからコンビニで買ってきて~と5000円札。私、5万円も貸したんですが。何様なんだろうか!?(めみ)
- 結婚式に夫の姉夫婦が子ども1人を連れ、合計3人で参列してくれた。両家の親族のみで、近場のリゾートホテルに泊まりで行ったが、姉夫婦からのご祝儀はナシ! こちらは宿泊代と参列のお礼の品まで渡したのに。後日、その事実を夫から聞いて唖然。家族3人でタダで家族旅行ができるとでも思ったのか! 結婚して20年以上経ったが義姉夫婦には3回しか会っていない。(ねね麻呂)
■ヤバッ! “非常識なのは自分だった”エピソード
【結婚式編】
- 結婚式で新郎新婦と写真撮って席に戻ったら、演出で会場が薄暗かったため他人の席に座ってしまった。牛肉の上にフォアグラがのったメイン料理を半分食べてしまったところで席を間違えたことに気付き、あわてて席に戻ったが…。新郎の女友達さん、ごめんなさい。(ピピ子)
- まだ幼稚園に通うか通わないかの頃、叔父の結婚式に出席した。40近くなってから結婚を決めた叔父の奥様は、当時やはり40近い年齢の方。無事に式が終わり親族が集まっていた場で状況がよくわかっていなかった私は、両親に向かって花嫁を指差しながら「あのおばさんだあれ?」と言ってしまったのだそう…。当時の親の慌てぶりを想像すると、申し訳ない気持ちでいっぱい…。(リン)
- 友人の結婚式。アルコールに弱いのに、乾杯のシャンパンを空腹時に飲み酔っ払ってしまった…。おかげで式の間ずっと吐き気と頭痛に見舞われ倒れそうだったが、約2時間笑顔の演技で乗り越えた。本当は心からのお祝いがしたかったのに、早く終わることだけを願ってしまった。(ゆーゆ)
【お葬式編】
- 近い親戚のお葬式の数日後、亡くなったおじの息子から「香典の中身が入っていなかった」と母づてに連絡があった。後日お詫びの手紙と共に送った…。(まめかな)
- お葬式の時にご遺族に「思っていたよりお元気そうで」と言ってしまい、ひんしゅくを買ってしまった。気落ちされているのを心配したつもりだったが、適切な言葉が思い浮かばず相手を傷つけてしまい反省。(しるく)
- お通夜の際ネイルがとても派手だったため、苦肉の策で絆創膏で隠した…。結果、10本全て怪我したみたいな状態になり、御焼香の際にはみんなが気付かないことを必死で祈った。(おもち)
リビングくらしナビ「主婦のキモチ」
最新のマーケティングデータをお届けする「サンケイリビングNews」はメールマガジン形式で毎月1回、主婦、働く女性を中心に、消費の主役である女性の「今」をお伝えします!お申し込みは以下からお願いします
サンケイリビングNews申し込み