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「地元でデートする」——その選択肢が地域活性のヒントになる
日々の暮らしの中で、何気なく訪れるあの公園、駅前のプラネタリウム、海辺の道。
それらは観光ガイドには載っていないけれど、地元民にとってはとっておきのデートスポットです。
サンケイリビング新聞社が運営する「リビングWeb」では、「地元民しか知らないイチオシデートスポットはある?」というテーマでアンケートを実施。全国の読者から集まった58票、23件のコメントから見えてきたのは、地元を「誰かと一緒に楽しむ」視点で捉えることで生まれる、温かなまなざしと、地域資源の新たな価値でした。

※調査対象:全国のリビングWeb読者、調査実施時期:2025年3月13日~2025年3月19日、投票数:58、有効コメント数:23
コメントでたどる「推しデートスポットMAP」
■自然派
- 福島県伊達郡国見町の阿津賀志山展望台。展望台から見た阿武隈川の水の輝きは何とも言えない美しさです。そして、展望台の下から阿武隈川まで、先人の人達が戦いのために掘った二重堀を思い浮かべると、先人達の偉大さと歴史のロマンが思い浮かばれます。国見町には、他にも色々な歴史の跡もあります(ボクちゃんさん/64歳/男性/福島県)
- 上尾丸山公園で、春は桜祭り、夏の花火大会では花火がとってもきれいですよ〜!(チュ―リップさん/53歳/埼玉県)
- 地元のおすすめスポットは尼崎市農業公園です。今は梅林ですが、やがて桜や薔薇がふんだんで、自然を満喫できるすばらしい公園です(スライドギターさん/60歳/男性/兵庫県)
■夜景&空
- 串本町の樫野崎灯台。夕日の後に満天の星空(よねけんさん/77歳/男性/和歌山県)
- 神戸市のビーナスブリッジです!(ひるちゃんさん/67歳/男性/兵庫県)
- 伊丹空港の飛行機の発着の見れる河辺(千里川土手)。間近に見れるので迫力がある!(しゃなーさん/41歳/女性/大阪府)
■グルメ&温泉系
- 兵庫県西宮市鳴尾浜の熊野の郷は、カップルで入っても、休憩所で一緒に過ごせて穴場存在です。リラックスして過ごせます。食事場所が館内に有り、入湯後の乾杯を味わえます。なので、車利用したいですが、駅からは送迎車が利用出来ます。もちろんソフトドリンクなら安全運転できますね(モミチャンさん/60歳/女性/兵庫県)
■記憶に残る思い出型
- 高校生の頃、JACK大宮のプラネタリウムでデートしました。今も楽しめる場所です。(私がデートしていたのは、駅ビルのルミネ1がKISS、ルミネ2がWeだった時代ですw)。大宮DOMの中のドムドムハンバーガー(これはもうないですが)でご飯食べたりもしましたねー(ちかちゃんさん/44歳/女性/埼玉県)
読者の声から見えた共通点4つ
- 思い出補正の強さ:再訪意欲を促す“ストーリー資産”として、広告文や動画クリエイティブに活用可能。
- 地元民だけが知る“穴場感”: 「知っている人だけが知っている場所」という付加価値は、訴求軸として強力。
- 消費・滞在を促す複合性:買い物・飲食・イベントとのセット提案で、導線設計に幅が出る。
- 季節・時間帯の演出力:桜・夕日・星空など、情緒的な要素との掛け合わせが、短期施策と親和性◎。
地元の“推し”が、次のプロモーションの起点になる
全国から寄せられたリアルな声は、広告主にとって「等身大の共感ストーリー」として活用可能です。単なる口コミにとどまらず、地元への愛着や記憶と結びついたコメントは、購買・体験行動を促す強い引き金となります。
- 住宅展示場 × 桜名所との回遊施策
例:「上尾丸山公園で、春は桜祭り」などのコメントと、近隣の住宅展示場をセットにした回遊型キャンペーン。
展示場で来場スタンプ → 公園で撮影 → SNS投稿でプレゼントなど、「生活導線」と「イベント体験」をつなぐ来場誘導が可能です。
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温浴施設 × カップル向けデート特集記事
「熊野の郷」のように“カップルでくつろげる”というニーズを、読者コメントと共に可視化し、温浴施設のPRへ。
入浴+食事+送迎といった1日プランとして訴求することで、「記念日需要」や「小旅行ニーズ」を獲得しやすくなります。
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食品・外食 × 思い出の味フェア
“あの頃の味”をもう一度というストーリーと連動し、地域スーパーや外食チェーンとコラボ。
再現メニューの開発、レシピ付き販促、SNSでの“私の思い出メニュー”募集など、UGCを活かした共創型企画が展開できます。
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観光協会・自治体 × 地元再発見キャンペーン
「串本町の樫野崎灯台」や「国見町の阿津賀志山展望台」など、地元民だけが知る穴場をまとめ、「地元の人に聞きました」特集として観光資源化。
読者コメント+写真+MAP+モデルコースをセットにし、紙面・Web・SNSを横断した周遊促進型コンテンツとして訴求できます。
このように、読者の“地元愛”を軸としたコメントは、共感・行動・再訪を促すストーリーの種。広告主のブランドと生活者の記憶をつなぐ仕掛けとして、サンケイリビングが提供するメディアやコンテンツと非常に相性の良い素材となります。
最後に
“デート”というキーワードから、地域を見る。
すると、そこには「思い出」「感情」「回遊」「消費」という、生活とマーケティングをつなぐ糸口がいくつも見えてきます。
サンケイリビング新聞社では、読者の声を可視化するアンケート企画から、地域密着型プロモーションの設計・実施まで、ワンストップでのご提案が可能です。
地元“推し”を、生活者とつながる広告に。ぜひご相談ください。
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