働き方の多様化は今も健在?

新型コロナウイルスのパンデミックにより、働き方の選択肢に「在宅勤務」という新しい文化が生まれました。しかし、コロナ禍が明けた今、働き方には変化が出ているのでしょうか。そこで今回は、働く女性の在宅勤務の現況について調査してみました!
Q.在宅勤務は減った?
DATA
そもそも在宅勤務はない…40%
変わらない…23%
減った…22%
在宅勤務は廃止…13%
増えた…2%
※シティリビングWebでアンケートを実施
※有効回答159人 ※アンケート実施期間:2024/12/18~2025/1/1
在宅勤務が減った&なくなった!
- 書類原本を扱う仕事なので、最低でも週2くらいは出勤しないと仕事が回らない。在宅したとしても1日もあればできることが終わってしまい、仕事にならないので、在宅は嬉しいけど仕事が進まないのでずっと在宅は無理…が本音(NY)
- コロナ禍ではほぼ無制限で在宅勤務できたのに、5類移行後は、週1日しか在宅勤務が認められなくなった。たった週1で「在宅勤務制度有り」と言い続ける会社のセコさが情けない(こん)
- 一時期在宅があったが、今は出社のみ!でも通勤は気分転換にもなるし、家にいると仕事以外のことが気になって仕方なかったので自分的にはよかったと思っています(こいぬ)
- コロナ期間中は完全在宅だったが2023年初めから週3日出社になり、来年4月からは週4日出社するよう通達が出た。事務職なので、在宅でも問題なく仕事は進むし、通勤時間が無駄に感じてしまうので週2日くらいは在宅があってほしかった(AK)
- コロナがおさまってあっという間に在宅勤務はなくなりました。でも自分は出社派なのでむしろそれでよかったような。家から出ない在宅勤務は無理!笑(こいぬ)
- コロナ禍では無制限だった在宅に回数制限が入った。毎月回数制限ギリギリまで利用しているがもしものときのために前半は極力在宅回数の温存に励んでいる(ぽこぽん)
在宅の頻度は変わらず!
- 増減変わらず、用事があるときだけ出社しています!(月1~2回くらいの頻度) 車通勤で毎日渋滞して往復2~3時間かかっていたので、時間有効活用できてとっても楽です。 自分と家族時間が増えて、心にゆとりができた気がしています(うに)
- コロナ禍でも在宅勤務がなかったのでわかりませんが、通勤が一日の内で一番大変(満員電車3本乗り継いで出社)なので悪天候の日などだけでも在宅勤務が出来るようになれば少しは楽に勤務できると思います(R.S)
- 原則出社のアナログ企業です。在宅勤務は出勤人数のバランスを考えないといけないので、他に有休や会議対応などで不在者が多いと在宅勤務させてもらえない。その点、有休は権利なので、断られることはない。在宅勤務を断られて、「じゃあその日は休みます」となることが多い。本末転倒じゃないですか?これ(AO)
- 在宅勤務のお陰で通勤時間を家事に充てることができて、ストレスフリーです。「在宅勤務が無くなったら,会社を辞める」と上司へ伝えています。大半の女性が同じ気持ちなので、継続してほしいです(あくぞー)
在宅派、出勤派それぞれのメリット・デメリット
- 在宅は横やりが入らないので集中できる。時間を気にせず仕事ができる(やりすぎるくらい)。 そもそも通勤時間がないだけで気分も楽でした(しょんたま)
- 在宅なら通勤時間の分寝たり、家のことができる。荷物受け取ったり、晩御飯の解凍や洗濯物入れたりできる。仕事は、話しかけられないのでむしろ集中できる!(ひこる)
- コロナ禍が始まりすぐ完全在宅勤務となり、四半期に一度ほどの出社に。オフィスも続々と手放し(解約)、定期券配布もなくなり私的外出が全て自腹に…(泣)。体力・運動能力の低下を感じ、通勤自体が運動になっていたことを再認識。運動の大事さ(大切さ)を実感しています。出社と在宅、どちらにもメリット・デメリットがありますね(ヨシキョウ)
- 在宅でお仕事すると、結局光熱費がかかるので会社に行ったほうがいいな。という気持ちになります!特に今年の夏は暑かったですし、現在とっても寒いですし…(cc)
- 会社だと大きめのモニター2台使っているけど、在宅だとノートパソコン1台なので見比べチェック業務だと作業効率が下がります(ゆりにゃん)
- 子育て中は在宅勤務はありがたいけどやっぱり出社して同僚と顔を合わせると張り合いもあるし楽しさもあるので出社するほうが向いてると思いました(なお)
在宅勤務はやや減少傾向に。働きやすいのは在宅・出勤ほぼ五分五分
リスキリングをしている人は14%となり、以前していた人と合わせても、リスキリングに取り組んでいない人のほうが多いという結果となりました。さらに、「“リスキリング”の言葉の意味を知っている?」という質問には、「知っている」が37%いる一方、「言葉自体を、このアンケートで初めて聞いた」が44%となり、「知っている」を上回る結果に。政府が給付金などの支援をしている中、世間にはあまり浸透していないのかもしれません。
「もともと在宅勤務がない人が40%と最も多くなりましたが、「変わらない」「減った」が僅差となり、次いで「在宅勤務は廃止」が続いたことから、全体的には在宅勤務は減少傾向にあるようです。
さらに、在宅勤務をしている人に「週に何日在宅勤務している?」と聞いたところ、「週に2~3日」(26%)が最も多く、僅差で「週に1日」(24%)が続く結果に。どうやら、在宅勤務をしている人の半数は、在宅は週の半分以下だけで、やや出勤多めで働いているようです。
また「在宅勤務と出社どちらが働きやすい?」という質問には、「絶対在宅」が29%と最も多くなり、在宅のほうが働きやすいと思っている人が優勢のよう。しかし、次いで「絶対出社」(24%)「やや出社」(17%)「やや在宅」(13%)となり、合わせると在宅派も出社派もほぼ同数に。寄せられたコメントでも、それぞれのメリット・デメリットを挙げている人が多く、現在の働き方とのギャップを指摘する声も聞かれました。
いずれにしても、コロナ禍をきっかけに働き方の多様化は広がったはず。自身のライフスタイルや価値観に合った、柔軟な働き方を選びたいものですね。
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