サンケイリビング新聞社が発行するメディア総合サイト「アドラボラトリー」

マーケティングデータ

「子どもを産む?産まない?」働く女性のリアルな選択


人生において、大きな変化をもたらす「出産・子育て」
特に女性は実際に子どもを産む性ということもあり、いろいろな選択肢を考える人も多いと思います。
最近は、子どもを産まないという選択をする人もいるけれど、働く女性はどのように考えているのでしょうか?

 

「子どもを産まない」という選択、あなたはどう思う?

 
「子どもを産まない」という選択、あなたはどう思う?

 

1位   とても理解できる  54%
2位   少し理解できる  36%
3位   あまり理解できない   6%
4位   わからない   2%
4位   全く理解できない   2%

 
 

※シティリビングWeb読者を対象としたWeb調査 調査期間:2024/9/18~10/1 有効回答数:208人

 
 

■理解できる人が多数。人生の選択肢として、個人の気持ちを尊重する人が多いよう。

 

2017年に「産まない人生宣言、どう思う?」というアンケートを取ったときには、”少し理解できる”が1位でした。「産まない人生宣言」という内容だったので、少し意味は違いますが、今回は「とても理解できる」が半数越えとなりました。
「とても理解できる」「少し理解できる」の合計は8割超えと、総数としては2017年とほぼ同じですが、「とても理解できる」が増えたことは変化です。

 

  • 20代前半までは、子どもがいない選択を自分がするとは思っていませんでした。30代に入ると、自然と子どもは欲しくなくなりました。結婚したのが30代後半だったので、主人とのんびりした生活です。後悔はありません(そらみ)
  • キャリアや体調、タイミングだけでなく周囲の理解もないと子どもを持てない時代に働いてたので、結果的に持てませんでしたが、「産まない」も人生の選択肢としてあって当然。そのことで肩身の狭い思いをしたり、不愉快な体験をすることがない社会が一番だと思います。原因が女性側だけじゃないことも多い事実って意外に忘れられがちですよね(どらっち)
  • 成人した娘に「子どもを持つ気がない」と言われたことから、子どもを持たない選択肢について考えることが多くなりました。仕事や結婚、お金や時間、人生の選択肢は確実に増えます。何を優先するかは本人次第なので、私は賛同します。子どもを産んで当たり前の世の中ではないことは確かだと感じています。もっと自由であってほしいです(R)
  • 今の日本の育児支援制度では、到底産めないと思う人が多くても仕方ない。また、最初から子どもが欲しくないと思う人がいてもそれは自由だと思う(あす)
  • 不妊治療を経て出産しました。不妊治療中は辛い思いや不快な思いをしました。お金も時間もたくさんかかりました。出産後も心身共にとても大変です。そもそも望まないのであれば無理に出産する必要はないと思います(しろくま)
  • 個人の自由だと思う。私は子どもが欲しく、でもなかなか妊娠には至らなかった。やっと授かった子どもです。私は子どもを産んでよかった(さかな)
  • 納得して、子どもを産んでも自分の人生を生きられると思えたら産めばいい。自分の人生なのだから。成し遂げられていないこと、心残りなこと、子どもを邪魔に思う気持ちがあるなら、産まなくたっていい(rotten banana)
  • 子どもがたくさん幸せに育つ国は素敵だと思うが、国のために産むわけではない。女性の選択は基本的人権だと思う。 最近の政策を見ていても、どこかずれているなと思うことが多い(ぷう)
  • 産めないではなくて産まないのはそこに強い意志を感じます。 一度しかない人生の道筋を決めるのは自分なので好きなように選択する自由はあって良いと思います。ただ、子どもがいる人にしか分からない幸せというものはあると思います。 私は不妊治療をして子どもを授かったのでその期間に子どもはまだ?と外野から聞かれるのが本当に不快でした。特にデリカシーのない親戚のおじさんは集まる度に聞かれてうんざりでした(てけ)
  • 共働き、3人子どもがいます。母親の負担が大きい。例えば、子どもが具合悪くなったら母親が迎えにいかないといけない。仕事を休むのも夫ではなく母親。 なぜ私ばかりと思う事が多い。 娘(大学生)には、結婚しても子どもを産まないほうがいいかもって話をしたことがあります(ブルー)
  • 出産は命懸けなので産む産まないは個人の自由だと思う(なー)
  • 昭和の時代は、「結婚して子どもをもうけて一軒家を建てるのが幸せ」、という典型的な概念が一般的でしたが、生き方の多様性が認められてきた現代においては、夫婦の意思で子どもの有無は決めていいんじゃないかと思います。 昭和時代は別に子どもが欲しくないけど周りに言われて出産した夫婦も少なからずいたはずですし、そういう強制感がなくなったのはいいことかなと思います(R.UKA)
  • 夫婦で決めたことなら、それもありだと思う。私は、欲しかったから、できないときはとても焦りました(ゆうがまま)
  • 子どもをもうける、もうけないは、自分とパートナーのみで決めるべき。 職場のおじさまに、子どもはいいぞ、子どもいつうむの、としつこく聞かれ、じゃぁ、生んで、やっぱり要らない。と、思ったら、引き取ってちゃんと育ててくれるの??と、思った。 他人でも、たとえ親(生まれる子どもからしたら孫)であっても、責任取れない人が口を挟むべきことではない(ゆら)
  • 私自身は子どもがほしいと思っていたので、出産し、子どもがいて毎日しんどいながらも子どもの成長を日々実感しています。 また祖母も孫を溺愛し子どもの話を聞くこと楽しみにしてくれています。 周りには子どもがいない人も多くその人たちは自分の趣味の時間を満喫しており休日の山登りやヨガ、サイクリング等の話を聞くと羨ましく思うこともあります。それぞれが望んだ結果なら私はいいと思います(MMC)

 

「子どもを産む」選択の多様性と社会の課題

「子どもを産むか、産まないか」という選択は、現代の女性たちにとって重要なテーマです。今回の調査では、8割以上が「産まない選択」を理解すると回答し、生き方の多様性がより受け入れられる社会になっていることがわかりました。一方で、不妊治療や育児支援制度の課題、周囲からの偏見など、女性が直面する現実も浮き彫りになっています。それぞれの選択を尊重し、意見を共有できる環境を作ることが、多くの人にとって安心できる社会を実現する第一歩になるのではないでしょうか。

 

シティリビングWeb「オトナ女子のリアル白書」


最新のマーケティングデータをお届けする「サンケイリビングNews」はメールマガジン形式で毎月1回、主婦、働く女性を中心に、消費の主役である女性の「今」をお伝えします!お申し込みは以下からお願いします

 

サンケイリビングNews申し込み

 

関連TAG


マーケティングデータ 一覧へ

このページトップへ

↑ PAGE TOP