いい匂い(におい)?臭い(くさい)?見えない”身だしなみ”の是非
ファッションの一つとして使用されることも多い、香水。しかし、匂いには好き嫌いがあるため、是非が分かれやすい傾向にありますよね。そこで今回は、働く女性の職場での香水の使用について、調査を実施。多様性を認める傾向にある昨今、職場でのファッションとして、香水はOKなのでしょうか。
Q.職場で香水ってアリだと思う?
DATA
つける量や場所による…55%
なし…25%
あり…20%
※シティリビングWebでアンケートを実施
※有効回答375人
※アンケート実施期間:2024/5/1~2024/5/15
身だしなみやモチベアップ、コミュニケーションにも。職場での香水はアリ!
- いつもいい香りがする先輩がいてどんな香水を使っているのか気になる。食べ物を使う仕事などは香水を控えたほうが良いが、事務所内で働く分には過剰に気にする必要は無い(M)
- 現場の若い男の子に話をしていたら、なんか今、ふわっといい匂いがしました!と言われたことがあります。匂い過ぎないように気をつけて私は下着に香水をつけて出勤しています。20歳からシャネルのアリュール一筋です!(ゴンタ)
- 香水は身だしなみの一つと考えています。ただ着ける量や、種類をTPOで変えるという配慮が必要です。「いい匂いがしますね」と言われて商談がうまくいったり、職場で褒められたり、プライベートでもいいことづくしなので香水の選び方にその人が出ると思います(紫苑)
- 職場ではつけたことがないですが、つける量と場所によると思います。きつい香りはいやですが少量手首の内側につける分にはよいと思います。加齢臭の香りをかぐくらいなら香水のほうがよっぽどよいと思います(ミック)
- 少しだけつけたり、ハンカチにつけてます。自分の気分転換&やる気up!に繋がるから(NOKO)
- ちょっぴり冴えない男性社員が通った後の廊下で、かなりイケメンな香りが……。その人の香水が好みで、前よりちょっと印象が良くなりました(あす)
- 20代のころのエピソードです。他部署で働いている人が、すごく私好みの香水を使っておられ、ずっと気になっていました。自分で色々探してみたのですが、どうしても分からず、香水名を教えて欲しいと思いきって話しかけてました。私より少し年上の女性で、いきなりの質問にビックリされましたが、それから香水話に花が咲き、現在も仲良くお付き合いが続いています。いろいろアドバイスをくれたりする素敵な姉貴のような存在です(おじょう)
周囲の影響を考えると…職場の香水はNG。
- 香りには好みもあり、敏感な人もいるので、つけるのは自由だけど控え目にするのがいいかなと思っています。体調が悪いときに苦手な香りが強く香るとちょっときついかな(もも太)
- 職場はハンドクリームですら過剰に思えることがあるので気を遣います。通勤中の電車内でも香りが強いなと思う人によく会うので自分もそう思われていないか心配になる(A)
- 香水も立派なスメルハラスメント。苦手な香りが引き金で頭痛を起こす事もあるし、自席で昼食を取るので、食事も香水の味になってしまい本当に迷惑(グリーンベリー)
- コロナ禍になってから、会社での様子、過ごし方にみんなが敏感になっているので、無臭が一番良いと思う。ときにくしゃみを誘うような香水もありますから、匂いは控えめにしたほうが良いと思う(みゆっち5)
- 妊娠中、香水の匂いがとても気持ち悪くて辛かったです。タバコの匂いや口臭もかなり気になりました。匂いエチケットはとても大切だと思います。無臭が一番です(しろくま)
“ニオイ”に関するトラブルあれこれ
- 職場に香水選びの上手い上司がいました。30代男性で、女子でキャアキャア言ってたら、職場中の男性が使うようになりました。しかし、使い慣れてないので、室内が匂いですごいコトに。しばらくして、上からの注意で使用者が減って平和が戻って来ました。香水は女性でも使うのに気を使うのに、初心者のオジサン達が使うのは、ハードル高いアイテムでした(ごろ)
- 男性社員ばかりの会社にいるとき、夏場、男性特有のむさ苦しい臭いが事務所に漂い始めたので、爽やかな柑橘系のコロンを少し付けていって、事務所の男臭さを消すようにしました。 女性が多い会社は、化粧品の香りだけでも結構香りが渋滞するので、香水は付けません(はなちゃんママ)
- 隣の席の男性がスーツについたらタバコの“ニオイ”をごまかそうとしているのかキツめの香水を付けてきていて、タバコと香水と口臭が混ざり合って凄まじい“ニオイ”をさせていて気絶しそうになったことがあります。スメルハラスメントは業務がままならない程大変な問題に発展するんだなと思った経験でした(akkinmama)
半数以上は条件付きで「香水OK」でも、9割以上が「職場で臭いを気にする必要ある」
職場での香水は「つける量や場所による」という条件付きが最も多く、半数を超える結果に。「あり」と合わせると、7割以上が職場での香水を容認していることがわかりました。
「あり派」の意見では、身だしなみやファッションだけでなく、気分転換、同僚とのコミュニケーションのきっかけなど、ポジティブな用途に香水を利用しているといった声が多く聞かれました。一方で、「なし派」は、「好みが人による」「香りが苦手、体に影響が出る人もいる」といった周囲への配慮について気にするという意見が多数。「職場で周囲に対して、香り・においを気にする必要はあると思う?」という質問にも「かなりある」が51%と最も多く、「ややある」(40%)と合わせると、9割以上に。やはり、たくさんの人が集まる職場という環境では、匂いが仕事にも影響を及ぼしてしまう可能性を考えると、配慮が必要なようです。
とはいえ、いい香りがする人に対しては「良い印象を受けた」といった声もあり、香りで印象をアップさせることもできるよう。つける量や場所、周囲への配慮をしながら、上手に香りと付き合えるといいですね。
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