機密情報や整合性の懸念…どの程度使っていい?
昨今話題になっている、文章作成AI。便利さから、プライベートで使ったことがある人も少なくないかもしれません。しかし、仕事で使うとなると、ちょっぴり意見が分かれるところ。そこで今回は、働く女性に職場でAIを使ったライティング経験の有無について聞いてみました。
Q.仕事でAIライティングを使って文章を作ったことはある?
DATA
ない…84%
ある……16%
※シティリビングWebでアンケートを実施
※有効回答69人
※アンケート実施期間:2023/6/21~2023/7/5
■仕事でAIライティングを使ってみた
- 参考にする分には、良いかと思います。 町内会のパンフレット作りに使ってみました。スピーディーで便利だと思います(きょんきょん)
- 退職する役職者へ贈る言葉や式典の案内文等AIを参考にして作りました。ただ、内容が壮大になりすぎたり、事実に無いことをAIが書き出したりして、実際に使えたのは、AIが書き出した内容の1/4~1/3くらいです。ただ、文章の書き出しとか、記述内容を思いつくきっかけにはなったと思います(TT)
- 翻訳ソフト(日本語→中国語)を使うときにAIに頼っている気がする(だだだん)
- 社長からお誕生日おめでとうメールが来たが、面倒だったのでChatGPTに質問してその解答をコピペして返信した(はと)
- もっと不思議な文章が出てくるかと思いきや、ちゃんとしててびっくりした(MM)
■AIライティングへの懸念…
- 時間短縮になると思うが、校正時間がかからないか?と思う(メグ)
- もともと文章書くのは得意なのですが、もはやその特技が生かすこともできなくなりそうで、会社での存在価値がなくるのではないかとびくびくしてます(ごじゅ)
- AIがなんなのかがわかっていないのでどう使えばいいのかわからない(ぱぴ0618)
- 間違いがないかどうか気にしなくてはいけないのは面倒(chi-)
■会社で使うことってどう思う?
- 幅が広がっていいと思う。AIライティングにプラスアルファで自分の考えをいれていきたい(もち)
- 私の仕事で「音声起こし」があります。送られてきた音声を聞き取り文字に変換して文章にします。10分程度の音声で3~4時間かかります。ある市では、この作業をチャットGPTに任せ10分を1分で終わらせることができるので使用を検討しているそうです。…仕事がなくなる(ロスジェネ)
- 全てうのみにするのではなく、参考にする程度で使ってみたいです(さくら桜)
- 会社が使用を禁止しています。それが規則です(あの日のよっしー)
【まとめ】職場でのAIライティング経験者は2割満たず。懸念点も、約半数が「使ってみたい」
約8割が、職場でAIを使ったライティングをしたことがないという結果となり、まだ業務でのAIライティングには慎重派が多い傾向にあるよう。AIを用いて文書作成をしたことがある人には、パンフレットの文章や式典の案内文など、オリジナリティよりも定型的な文章を求められる書類に作成したという人が多く見られました。
一方で、寄せられたコメントには、AIライティングに対する懸念点を指摘する声も。「校正が大変そう」「自分の仕事がなくなるのでは」という心配する声が聞かれ、AIの発展に不安がある人もいるようです。
とはいえ、「今後仕事でAIライティングを使ってみたいと思う?」という質問には45%が「思う」と回答。興味関心はそこそこある様子。まだまだAIライティングには機密情報の管理や情報の整合性など、AIを仕事で使用して発生する問題が未知な部分もありますが、便利さや効率が上がるのであれば、使える範囲で上手に付き合っていきたいですね。
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