タバコ休憩はサボり?リフレッシュ?
オフィスの分煙化が当たり前になった昨今。愛煙家はタバコを吸うために喫煙所へ移動する必要があります。そこで、仕事中の喫煙について、アンケートを実施。タバコ休憩は喫煙者だけの特権なのか、平等に与えられたリフレッシュタイムなのか…賛否両論が飛び交いました。
Q.就業時間内での喫煙休憩はありだと思う?
DATA
なし…54%
あり……27%
どちらとも言えない……19%
※シティリビングWebでアンケートを実施
※有効回答194人
※アンケート実施期間:2023/2/1~2023/2/15
■非喫煙者にとっては不公平!
- 喫煙する人だけ休み時間が多く、離席がちなのでこちらにその分の仕事がまわってくる。単純に不公平だと思います(KI)
- 私の職場は喫煙場所が遠いので、喫煙している人は大体15分は不在になります。(オフィスビルに入っていると同じような会社も多いと思います)エレベーターがタバコ臭いのも嫌いな人からしたら迷惑なので就業時間内は禁煙してほしいです(ゆゆ)
- 分煙になって、タバコを吸う人は屋上に喫煙に行きますが、一度行ったら30分は帰って来ません。それが日に何度もあると、どれだけ休憩とるねん!と思います(イグアナ)
- 営業マンや上司は休憩という休憩をとっていないと思うので、私の中では気にならない。ただ同じ事務の立場の人間が頻繁にスマホ片手に喫煙に出て、その分残業してお金まで貰うのは不平等だと感じる(つぼ)
■プチ休憩はみんな平等?
- 休憩するのは全然いいと思う。1時間に1回は動いたほうが良いと思うから。でも喫煙室で仕事の話をすすめるのはダメだと思う(ゆかり)
- 雑談したり、トイレで化粧直しや歯磨きすることもあるから、喫煙休憩があっても良いと思います(たぬき)
- 気分転換も兼ねて少し離れたコンビニやコーヒー屋さんにたまに買いに行くことがある。たばこ休憩は黙認ならば、コーヒー買いに行く程度も問題ないだろうと思っている(ぽむぽむさん。)
- 昔は当たり前に認められていたいわゆる「タバ休」がなくなり、非喫煙者の私は嬉しいのですが、全員に共通の休憩時間を新たに設置しないところは残念。別にたばこがなくたって休憩してもいいのでは?(あす)
- 喫煙でほとんど席にいない人もいますよね~。就業中は基本喫煙しないので喫煙しない人も休憩とってもいいと思う(BBB)
■配慮と環境の見直し提案
- 喫煙・非喫煙にかかわらず、会社がもっと休憩を取りやすい環境づくりをすべき。たとえばVDT作業(ディスプレイを使った作業)は1時間に10~15分の休憩をとるなど厚労省が作業指針を出しています(ドライアイ)
- 嗜好品でもあるので、それを取り入れる事でリフレッシュできるのであれば良いと思いますが、程度の問題はあると思います。喫煙室での他部門とのコミュニケーションもあるので、やはり「程度」ですかね(A.I.)
- 適度な休憩は良いと思います。ただ、煙草でもお茶でも「休憩入ります」と周囲に言ってから行ってほしいです。 ふらりといなくなることが多い人ほど電話や来客が多く、会社のスマホも机の上に置き去り。 いない間フォローするのは正直モヤモヤします。 仕事ができる人は煙草休憩時にも周囲への配慮をしていってくれるので何回吸いに行っても気になりません(ミーコ)
- オフィス内に喫煙室がないので、屋外の喫煙スペースまで喫煙者は行くことになるけれど、近くないのでその往復とタバコを吸う時間分を非喫煙者にも休憩時間としてほしいです(フニフニ)
- 以前事務所でトイレの洗面台の隣が喫煙場所になっていたときがあって、当時のお局様で少々気の強い人がそこにタバコ休憩に行くタイミングで自分もトイレに立ち、トイレに行く前後で軽く挨拶&少し世間話をする、を繰り返し仲良くなりました。なにかの本で相手のタイミングに合わせると、自然と仲良くなれるとあったのを読んで試してみた結果です(TT)
- 喫煙しても良いが、非喫煙者にも堂々と休憩できるような制度を作ってほしい(TASO)
■元喫煙者の今
- 以前タバコを手放せなかったほどの愛煙家でしたが、きっぱりやめて、生活が楽になりました。 長時間の飛行機が一番辛く、今はもうそんな苦しみがないので、やめることができて幸せです(できでき)
- 昔は喫煙しながら仕事していたので、気持ちは分かります。 まぁ時給ではないので、1か月間の業務をきちんとやっていれば良いと思います(おみゆ)
【まとめ】「就業時間内の喫煙タイムはなし」が半数以上。「配慮と環境次第」の声も
仕事中のタバコ休憩については、5割以上が「なし」と考えているよう。現在の喫煙状況についても質問してみたところ「喫煙していない」が69%、「以前は喫煙していたが、今はしていない」が12%となったことから、アンケート回答者の約8割が非喫煙者。ちなみに、非喫煙者だけで見ると、「あり」が22%、「なし」が60%でした。
タバコ休憩「ナシ派」の意見を見ると、「同じ仕事時間内で喫煙者だけ休憩ができるのは不公平」「接客の際にタバコの臭いが気になる」という声が多く見られました。逆に、「アリ派」は「非喫煙者もメイク直しなど休憩をしている」「トイレでしばらく休むこともある」といった、非喫煙者の休憩時間についての指摘が目立ちました。
そんな中、「どちらでもない派」からは、「配慮と環境の見直しさえあればOK」という声も。「みんなが休憩を取れる制度を」「周囲に声かけや目配りをしてもらえれば気にならない」と、両者が不快になりにくい提案が数多く寄せられました。
タバコは嗜好品で、喫煙をするかしないかは個人の自由。とはいえ、職場のメンバーに迷惑をかけるのは、仕事のパフォーマンスやモチベーションを下げることにもなりかねません。お互いが心地よく過ごせるような配慮を心掛けることが、大切なのかもしれません。
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