リアルじゃないからこその「気遣い」ってどんなこと?
リモートワークでの打ち合わせで定番になりつつあるWeb会議。慣れる前は、リアルの会議では気にしなかったことが意外と盲点になることがあります。そこで今回はWeb会議の経験者に「Web会議で気を付けていること」を調査してみることに。リアルではないからこその「配慮」が見えてきました。
Q.Web会議で工夫・気をつけていることはどんなこと?(複数回答あり)
【DATA】
- 雑音が入らないようにする…17%
- うなずいたり表情で伝えるようにする…17%
- 発言しないときはマイクを切る…16%
- インターネット回線の確認…12%
- 事前に資料を共有する…11%
- 背景画面を入れる…11%
- 部屋をきれいにする…7%
- 顔映りがよい場所を探す…7%
- そのほか…3%
※シティリビングWeb読者を対象としたWeb調査
※有効回答数:83人
※アンケート実施期間:2020/4/29~2020/5/13
■会議を滞りなく進めるために、ひと工夫!
- ハウリングしないようマイクおよび映像をオフにしてますが、さすがにマイクをずっとオフにしていると、反応が全く分からないということで、マイクはちょくちょくオン・オフに切替えて返答をなるべくするように心がけてます。また、マスク着用で顔出しする人がいるのですが、流石にそれはやり過ぎと思うので、私は着用しません(C)
- web会議のツールのアクセスが混む場合があるので、最低限、途中から音声だけの参加でもできるように、PCとスマホの別ツールでのコミュニケーションをとれるようにしておく(かーこ)
- 携帯で会議するときは、充電の減りが早いので、充電はフルにしておかないと途中で切れる!(パンダ)
- トイレに行っておくようにする(ゆみこ)
■コミュニケーションを円滑に。相手への配慮も大事
- 参加者が多いと細かい表情までみれなかったりするので、各自に発言の時間をあげるようにしたり、通常の会議とは少し別次元で気を付けるようにしている(ライカ)
- 少しでも明るい雰囲気になれるように、ふざけすぎない程度の背景画像を設定しています(さな)
- なるべく相手の顔を見て、コミュニケーションがうまく取れるように気を付けて利用している(あきちゃん)
- 画面に向けて笑顔でいること。相手がリラックスできるように(りょん)
- 視線が合わないので、頷いたり、拍手の仕草で同意を示したりしている(サキ)
- 意見をはっきり言う工夫をしています(スッチー)
■Web会議でも見た目を意識!
- 通常のMTGだと、みんなの視線は映し出された画面を見ているが、Web会議だと正面の顔がアップでさらされるので、顔出しのときはファンデーションでしみを消す(Kathy)
- 背景に生活感のあるものが映り込まないよう片付け必須!(バニラ)
- 制服着用の上、名札等の基本的な身だしなみは勿論のこと、指名されても大丈夫な様に資料は万全な状態で準備します(ひるちゃん)
- いつもより良く見せようとするから外見が気になる。清潔感と健康的に見えることだけを気にしている。webに限らず、会議はできるだけ短く終えられるように、事前準備をしている(バウバウ)
- 光の加減でベストポジションに行き 目の下のくまを目立たなくする(ゆめうさ)
- 日常生活が映らないようにする(鰻犬)
- 自宅でのWeb会議は、普段着や部屋の模様等私的な部分が見られているという思いから注意力散漫になるので、普段仕事と同じ格好にし、背景は極力ホワイトの壁が映る場所にしている(よーぐると)
- 背景は変えられても、自分の顔は変えられないので、なるべく明るく映る場所を選ぶ(けろっぴー)
■Web会議中に気づいたことアレコレ
- やはり相手の顔が見えると電話とは全く違うコミュニケーションとなって、ほぼ今やリアルで会って話している感覚です。ありがたいです!(Qちゃん)
- 在宅勤務が多くなる前も出張先等からweb会議に入ることは多かったのですが、ホテル等以外の公共の場から入るときには、社内向けの情報を周りの人に聞かれないよう、場所を確保することも重要なポイントでした。空港のラウンジのフォーン・ブース等しかないんですけどね…最近は有料のミーティング可能なボックスもできて便利になっていると思います(ナオチャ)
- 私のPCが画面の明るさ自動調整らしく、会議中もコロコロ明るさが変わってしまう。 設定方法が誰もわからない(ゆき)
- 画像の写る場所だけ重点的に片付けていましたが、パソコンがずれてしまい会議の参加者の視線に違和感を感じて確認したら干してある洗濯物が写ってしまっていて恥ずかしい思いをしました(とし)
- 複数人で会議するのですが、みんな、画面を表示させないようになってきました。おまけにマイクもオフにするので、様子が見えず、わかっているのか、聞こえているのかわからず、進行役や上司が『ここまで大丈夫ですか』など問いかけても反応しないので、一方的に話していて可哀想だなと思うように。ラジオを聞いているんじゃないのだから、と少し頭にもきているので、その都度マイクをオンにして、『大丈夫です』など答えるようにしています。仲は良いと思っていたグループだけに、なんだかがっかりしているこのごろです(りん)
<まとめ:見た目よりもスムーズな進行のために配慮している人が多数!>
どの選択肢もそこまで大きな差はなかったものの、Web会議が円滑に進むよう、通信状況やコミュニケーションの取り方などに配慮をしている人のほうが全体的に多い結果となりました。
Web会議ならではの困りごととして挙げられる傾向が多かったのは「通信の不具合」「反応が伝わりにくい」「見え方が気になる」という3点。それぞれに対して、PCと携帯の2台で対応する、リアクションを大きくして伝わるようにする、明るいところや片付けられた場所で行うなど、工夫して対策をとっている印象です。
リアルの会議でも、スムーズな進行を意識して行動するもの。今後の状況によっては、Web会議が主流になる企業もあるかもしれません。リモートでも滞りなく進められるように、自分なりに工夫しながら対応している様子が窺えました。
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