2020年5月18日
主婦にとって、スーパーやコンビニで売られているお惣菜は心強い味方。最近では種類豊富でおいしいお惣菜が巷にあふれています。でも、ほかの家庭ではどのくらい市販のお惣菜を買って食べているのかは意外と知らないもの。
そこで今回は、「皆はお惣菜をどのくらいの頻度で利用しているの?」「どこで買ってる?」などなど、気になるお惣菜事情について、リビング読者の主婦637人に聞きました。
※本アンケートは2019年末に実施したものです。
まずはお惣菜の購入頻度について聞きました。すると、週に1回以上購入している人が半数以上という結果に。
年に数回以下の人は1割程度にとどまり、もはや日常的にお惣菜を買って食卓に並べる家庭のほうが多数派ということがわかります。
続いて、用途について聞きました(上位3つまで、複数回答)。
やはり夕食用に利用している人がほとんどですが、職場でのランチやお弁当など、昼食用に購入している人も一定数いるようです。
コンビニやスーパー、デパ地下、惣菜専門店と、さまざまなお店で買えるお惣菜。普段、市販のお惣菜を利用している人は、どこで買っているのでしょうか。
それぞれの利用頻度を聞いてみました。
よく買う場所としては、圧倒的にスーパーという結果に。普段の食材の買い物のついでに、惣菜コーナーをチェックして購入する人が多いのかもしれません。
一方、「たまに買う」場所としてもっとも多かったのはデパート(デパ地下)。ほかの購入場所に比べてやや値は張りますが、その分いいものがそろっています。普段はスーパーで手軽に済ませ、たまに贅沢するときはデパートと、使い分けている様子がうかがえます。
また1回あたりの購入金額は、82%が1000円未満と堅実な数字に。そのうち31%が1品、39%が2品購入することが多いと回答しました。
ここまでの結果を総合すると、週に数回、スーパーで1~2品を1000円未満で購入する人が多いことがわかります。じょうずに手を抜きつつもムダ使いはせず、でも時にはデパ地下でプチ贅沢をするなど、メリハリをつけて楽しんでいるようです。
実際にどんなお惣菜を買っているのか、お気に入りメニューも聞いてみました。
多かったのは、から揚げやコロッケ、メンチカツ、ハンバーグ、肉団子、トンカツ、天ぷら、白身フライなど、お肉料理や揚げ物料理が多く挙がりました。やはり手間のかかる揚げ物やメインディッシュを選ぶ人が多いようです。
これまで市販のお惣菜というと、どうしても「手抜き」のような罪悪感を持つ人が少なくありませんでした。最近では共働き世帯の増加に伴い、ずいぶんイメージも変わってきましたが、購入理由を聞いてみると必ずしも「時間がない」「めんどくさい」だけではないようで…。
品数やレパートリーを増やしたい
自分では作れないものを食べたい!
家族がお惣菜を楽しみにしている
非常事態にも役立つ!?
毎日の食卓に大助かりのお惣菜ですが、「もっとこうしてくれれば!」という意見もたくさん寄せられました。
全体的には「味をもっと薄くしてほしい」「値段をもう少し安くしてほしい」という声が多く見受けられました。
多くの主婦にとって、お惣菜はもはやなくてはならない存在となっていることがうかがい知れた今回のアンケート。ここでは紹介しきれませんでしたが、お気に入りのお惣菜メニュー探しを楽しんでいる人が多くいたのも印象的でした。
お惣菜を買うことに抵抗がある人も、主婦の半数以上が日常的に利用しているという結果を見れば、少し罪悪感がなくなるかもしれません。市販のお惣菜をどう食卓に取り入れるかは、人それぞれ。今回の結果もぜひ参考にしてみてくださいね。
※アンケート実施期間:2019/11/21~12/2、有効回答数:637
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