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マーケティングデータ

直近の葬儀形式、家族葬での実施は何割?家族葬が多いエリアは?~葬儀についてのアンケート~



 
葬儀について、近親者の葬儀を手配したことがある人と未経験者に調査しました。
  
◆近親者の葬儀手配経験者に聞いた直近の葬儀形式、一般葬5割超、家族葬4割
一般葬が55.3%、家族葬が39.5%。
地域別に見ると、一般葬は中部地方、九州地方で、家族葬は近畿地方で多い傾向に。葬儀形式は「親族の考えで決めた」が最も多く59.5%
  
◆葬儀社情報は、近所、互助会・生協、クチコミから。ネット情報などは少ない
葬儀社情報の入手方法は、「家の近所にあるのを知っていた」23.1%、「互助会や生協」21.9%、「口コミ」15.5%。インターネット他広告情報は1割を切る。
探したタイミングは、「亡くなる前から探した」と「亡くなってから探した」がほぼ拮抗
  
◆葬儀にかかった費用は50万円以上150万円以下がボリュームゾーン。 「予想より高くなった」 は3割超
葬儀全体で実際にかかった費用(宗教者への謝礼も含む)は50万円以上150万円以下がボリュームゾーンで、6割は「予想通りだった」としているが、「予想より高くなった」も33.2%と少なくはない。地域別では、中部、九州地方が費用が高め、近畿地方は家族葬が多いこともあって費用は低め
  
◆香典を「基本受け取った」が6割。近畿地方は「辞退した」が35%
全体では、「基本受け取った」が66.1%。近畿地方は、「辞退した」が35.0%と全体より20ポイント以上高い
  
◆親の葬儀  親の希望を「まったく聞いていなかった」が6割
親の葬儀について、生前、親の希望をまったく聞いていなかったは6割。葬儀形式は「親族と相談・合意で決めた」が7割
  
◆執り行った葬儀の反省や不満な点 フリーアンサー
反省や不満を訴える多くの声が寄せられた。主な傾向は4つ。①亡くなったことを誰に(どの関係まで)知らせればよいか分からなくて困った②遺影、棺に入れる品、着せる服などもっと吟味したかった③家族葬だったのに思ったより費用が高額、規模が大きくなってしまった④葬儀社の言いなりになってしまった
  
◆葬儀手配未経験者対象  近親者の葬儀は家族葬希望が46.7%
親・配偶者など近親者の葬儀は「家族葬で行いたい」が46.7%。一般葬は16.2%にとどまる。「故人の遺志で決めたい」が3割だが、前述の経験者の回答を見ると、生前に希望を聞いておくことは、なかなかできないようだ
  
◆費用の予想は、50万円以下が45.3%
葬儀費用の予想価格帯は50万円以下が45.3%とボリュームゾーン。葬儀手配経験者に聞いた実際にかかった費用では、50万円以下は18.0%。「100万円以上150万円以下」も手配経験者24.9%に対し、未経験者は14.6%と、予想と実態には大きな差がある。
  
◆親に葬儀形式の希望聞いたことがあるは27.0%
「まったく聞いたことはないが、相談しなくてはいけないと思っている」が約半数の49.8%。「そのようなことは聞けない」は22.1%
  
◆全員対象  知人・友人など、周囲の最近の葬儀事情で感じること
「家族葬が多いので葬儀に参列することが少なくなった」36.5%、「家族葬が多いので気遣いが減って、正直楽だと思う」31.3%。その一方で「亡くなったことを後から知ったとき、どのように弔意を表していいか困る」も30.5%。「家族だけで静かに見送りたい」という気持ちと故人の生前の交友関係との兼ね合いの難しさをあげる声はフリーアンサーでも多かった
  
リビングくらしHOW研究所調べ
調査期間 : 2019.8.29~9.2
調査方法 : 「リビングWeb」「あんふぁんWeb」でのWEBアンケート
集 計 数 : 1851人(平均年齢:47.7歳)

https://www.kurashihow.co.jp/markets/15499/
 
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