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賃上げはあった?物価は上がるけど給料は…働く女性の経済状況のリアル

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春闘のニュースは見たけれど…実態は?

 

スマホを見て驚く女性

 

春になり、春闘の結果が報道される時期に。各社、軒並み「満額回答」という結果に、景気の上向きを少し実感した人もいたのでは?とはいえ、実際の働く人たちの経済状況はどうなっているのでしょうか。そこで今回は、2023年の賃上げの実態についてアンケートを行いました。

 

Q.2023年、賃上げはあった?

DATA
なかった…61%
あった…39%

 


※シティリビングWebでアンケートを実施
※有効回答128人※アンケート実施期間:2023/12/13~2023/12/27

 

賃上げどころか現実は厳しい…

  • 物価上昇と連動していないので物価が上がるのに賃上げがないのは辛いです。実質年収減です(もり)
  • 介護の仕事をしているけど、他より断然重労働なのに賃金は上がらないし、これじゃぁ続ける人いなくなるのが当たり前(さそり301)
  • ベースアップがないため、定期昇給分(500円くらい)のみ。なので実質賃金は下がりました。そのうえデジタル化で残業が大幅に減ったので昨年より年収も下がりWパンチ!(ちさ)
  • 派遣社員なので頑張ったところで全く賃金は上がらない。正社員の賃金は上がっていくけれど、こちらは全く上がらない。技術を習得してこれまでよりもレベルがかなり上がらない限り賃上げはされないし、されるとしても数十円ほど(もじゃ)
  • 仕事の量が増えようが、同一労働、同一賃金なんとかだろうが…って感じです。ただ節約することにも疲れたので、精神を削ってしまうほどの節約はしないことにした(あの日のよっしー)

 

賃上げあった!でも実質年収は下がった…?

  • 有り難いことにいい評価をいただけたので年収が増えました。仕事は楽しいのでとても嬉しいです(しろくま)
  • 去年業績が回復し、過去最高の賞与支給があり、年収がぐっと上がった(ぐーたらまるちゃん)
  • 去年ベースアップを懇願し、派遣のため時給でのアップ。100円単位で上がるかと思いきや、50円と刻んできたので、上がらないよりかは有難いと思いますが…。で、今年の4月、コロナ禍中、派遣先との交渉厳しかったのが、100円アップは有り難かったです。なのに、物価高が厳しい、厳し過ぎます…(みき☆てぃ)
  • 賃上げされただけでは、生活何も変わらない。高校生が居る家庭は食費が爆上がりです(舞)
  • 賃上げはあったが所得税も増えたので手取りは変わりませんでした(ミムラ)
  • 賃金テーブルにより、毎年賃上げはありますが、退職で再雇用。住宅手当などなくなり、基本給下がりました。けど退職金頂いて年収はUPでした(おみゆ)

 

みんなの経済状況のリアルとは…

  • 社会人になって20年以上。今までもこれからも、日本で生きていてお給料が上がるというイメージが一切持てません(いっぱんじん)
  • もっと時給を上げて欲しいです。仕事は増えるのにほんの少ししか時給が上がらないので(ダンディライオン)
  • コロナによる倒産を受け、離職、離職後は税金とハローワークの収支にかなりの差が…。納めるほうが断然高く、こんな時のための対策は必要!(やまちゃん)
  • 年功序列の考え方はなくなればいいですが、数字などで定量評価できない職種もあり、その場合評価する上司の主観が入らないとも限らないので難しいなと思います(ぽこたろう)
  • 転職したことで、ものすごい年収が上がって、年間貯蓄100万円を毎年達成できている(あきこ)
  • 会社は利益出ているのに、物価高を補う程には上がっていないので、苦しいです(あきすけ)
  • 派遣ですが同じ会社で働いて6年半、仕事量は入社時の3倍になり、時給はトータルで160円ほど上がりましたが、会社の業績悪化で派遣切りされる羽目に…。久々に就活してみてこの時給は特に高くないことを知りました。収入が減らない仕事を探して奔走中です。ですが、今の会社ではとてもやりがいを感じ、定年までここで大切な仲間たちと働きたいと思っていたのでメンタルがつらすぎます。結局切られるのは派遣です。とは言え、アシスタントの私がいなくなると社員さんはすべて自分で事務処理しないといけなくなり、結果的に残業が増えるので会社のコストは増えるかもしれません。外資ならではの見た目(ヘッドカウント)の削減です。外資は働きやすいけど切られるときは残酷。身に沁みています。それでもトータルで見ればやっぱり外資が働きやすいので次の外資を狙っています(あっきー♪)

 

「賃上げなし」が6割以上。年収も半数以上に変化なし

6割以上が、今年(2023年)の賃上げについて「なかった」と回答。さらに「年収の変化は?」という質問には「変わらない」が53%となり、「上がった」(26%)、「下がった」(21%)を抑え、最も多くなる結果となりました。寄せられた意見を見てみると、賃上げがあってもポジティブな声は少数。「賃上げはあったけれど税金が高くて実質年収は変わらない」「少ししか上がらず物価高で生活は苦しい」といった厳しい意見が多く見られました。やはり、賃上げの幅が物価高に追いつけていない実態があるのかもしれません。

 

実際「物価が上がって家計に影響はあった?」と聞いてみると、58%の人が「かなりあった」と回答。「ややあった」も33%となり、9割以上の人が家計への影響を感じていることがわかりました。次年度を迎え、さらに経済が上向きになっていってほしいもの。数字だけでなく、個人の家計でも実感できるほどまで上昇してほしいものですね。

 

 

シティリビングWeb「叫びのツボ」


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