
もうすぐ丸6年間を迎える軽減税率制度。 慣れた人も多いと思いますが、「8%」と「10%」の2種類あるのは面倒に感じる人もいるのでは?
全国のリビングWeb読者を対象に「消費税8%と10%、正直めんどう? それとも慣れた?」 というアンケートを実施。「慣れた」という人が51.2%でわずかに多い結果に。読者から寄せられた450件のコメントから一部抜粋して紹介します。

※調査対象:全国のリビングWeb読者、調査実施時期:2025年9月11日~2025年9月17日、投票数:1180、有効コメント数:450
わずらわしいけど、もう慣れた
- キャッシュレス決済なので、会計後にレシート見てそうなんだ~ぐらいになった(うにさん/51歳/女性/埼玉県)
- 基本10パーセントと思うようにして、8パーセントのものはラッキーぐらいの感覚です(みずいろさん/45歳/女性/福岡県)
- 自分で計算するわけではないので、面倒さはありません。また、キャッシュレス決済がほとんどなので、小銭がじゃらじゃらになるということもありません(ゆぴこさん/41歳/女性/東京都)
- 消費税分がいくらかを気にしなくなりました。大体のお店では税込の金額が書いてあるため買い物の時には税込価格を確認しています。物価高により税金分がいくらかが重要ではなくなってしまいました。またネット注文が増え、金額が明確であるため税金がかかっている認識が薄れているのかもしれません(みーさん/26歳/女性/北海道)
- 面倒であるが慣れた。ここで面倒などと主張する人が増えると、それを見聞きした与党が「じゃあ一律10%に」なんてされたらたまらないので(ハンドルさん/52歳/男性/栃木県)
- 最近は忘れてるとまでは行きませんが、前ほど気にならなくなりました。8%なのか10%なのか見てもいません。すべてが値上がりしてるので、消費税の%よりも、何%オフなのか、値下がりの%ばかり気にしてます(よがこさん/43歳)
- 子どもの遠征先付近のコンビニで、店員さんに「店内で食べますか?」って聞かれた記憶があります。なるほど店内には広い飲食スペースがあって、ゆっくり休憩できるようになっていました。ファストフードでは聞かれ慣れているけど、コンビニなのに、きちんと確認する店員さんに関心しました(ゆっきーママさん/49歳/女性/東京都)
- ドラッグストアのレシートを見て家計簿をつけるとき、8%は食料品、10%は消耗品(モノ)という感じでざっくり分けやすい。ただ、子どものおむつやトイレットペーパーなど、これも8%だと良いのになぁと思うものは多々あります(ぴょんさん/30歳)
- 消費税については食料品、日用品を買う際、特に気にすることなく支払っていますが、車など、高額になると消費税分がかなりの金額となるので、購入する際はかなり悩みます。これ以上消費税が上がらなければいいのですが(ちゃまるさん/59歳/女性/福岡県)
- 酒類が10パーセントはまあいいとして、みりんも10パーセントなのはなんか解せん。いくらアルコールが含まれてるいうたかて酒ちゃうやん?(ディラン・ディランさん/55歳/男性/兵庫県)
- 経理の仕事をしているので、消費税率が違うことには慣れましたが、とにかくいちいち仕訳が面倒です。新聞が8%も意味がわかりません(みはりねずみさん/55歳/女性/大阪府)
- 小売業をしているので値札の張替えはとても大変でしたが、買う側からするとお会計の時に言われた金額を出すだけなので面倒とは思いません。消費税が上がったときは高いなと思いましたが、今はそれよりも定価などんどん上がっていくのでそちらの方が気になります(しろくまさん/40歳/女性/岩手県)
慣れないし、面倒くさい
- これはどっちだっけ?と今だに悩むことがある(みきてぃさん/34歳/女性/京都府)
- 正直計算するのも面倒なので、お店の人に言われた金額を払っています。外での買い物なんかは、もはや自分で購入前に計算もする気もおきません(めんだこさん/51歳/女性/東京都)
- いまだにどっちがどっちかわかってなくて、要求されるままに支払ってますw(友蔵さん/26歳/女性/東京都)
- 家計簿を手書きでつけているが、食品、日用品と消費税が違うので外税のレシートは計算しながらつけるのが面倒(あたびちゃさん/67歳/女性/沖縄県)
- 面倒に感じます。お店で8%と10%が混在している場合、買ったものが思ったより高くなる場合があるのでその度にショックを受けます(ぷーさん/28歳/女性/岡山県)
- 「店内で召し上がりますか」と聞かれたときに、税率が変わるんだったと気づくことがたびたびある(うどんさん/38歳/女性/兵庫県)
- 店内飲食とテイクアウトで値段が違うの困ります。会計時、最初はテイクアウトするつもりで、店員さんがピッピと会計を進めてる途中、子どもがお店で食べたい!と言ってくることがあるが、税率が変わるから店員さんにまた打ち直してもらわないといけない…と思うと子どもに我慢してもらわないといけない(アイママさん/33歳/女性/大阪府)
- 税率を分けること自体は制度としてアリだと思いますが、品目には納得いきません。水道光熱費、通信費、子どものオムツ代や生理用品など…。また、会計の手間を増やすことを上回るメリットはあるのか疑問です(k_さん/28歳/女性/愛媛県)
- 税率8%だと思って買ってみたら、実際には税率10%だった。逆に、税率10%だと思って買ってみたら、実際には税率8%だった…ということに遭遇し「これはトラップですか」と思うことがあります(よろめくペテンさん/42歳/男性/東京都)
- 私生活ではもう慣れたが、経理という仕事上、毎回8%か10%か確認する手間は変わらず、本当に正直面倒だと日々感じている。飲食だけではなく、実は毎日見るような新聞にも適用されているが、でもWEB版には適用されていない等、本当に煩わしい!(汀ママさん/40歳/女性/鹿児島県)
まとめ
軽減税率制度が始まって6年。
「10%が当たり前、8%はラッキー」と受け止める人や、物価高の中で「税率より値下げ率を気にする」という声が多く、税そのものへの関心が薄れている様子がうかがえます。
一方で、新聞は8%だがWEB版は対象外、みりんは10%など線引きへのモヤモヤは根強く、経理や家計簿では依然として「仕訳の面倒さ」を訴える人も少なくありません。
日常では「慣れた」の裏に、
値札やレシートを見て“なるほど”と納得するだけの人、
逆に「どっちだっけ?」と迷う人、
子どもの一言で店内飲食に変えると会計を打ち直す店員を気遣う人――
など、制度への慣れと小さなストレスが同居するリアルな感覚が浮かび上がりました。
「慣れたけれど納得はしていない」「面倒だけど仕方ない」。
この微妙な温度感こそ、6年目の軽減税率に対する暮らしの本音といえそうです。
リビングWeb「あなたはどっち」
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