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マーケティングデータ

ビン入りの薬は、箱も説明書も捨てちゃう31.3% ~家庭の常備薬について~


ビン入りの薬は、箱も説明書も捨てちゃう31.3% ~家庭の常備薬について~

 

家庭に用意している常備薬(市販薬)の種類、購入チャネル、保存方法などについて全国の女性に聞いた。

 

【常備している市販薬、衛生用品  絆創膏、マスクの常備率は9割、薬は頭痛・解熱薬、かぜ薬、虫さされがトップ3
絆創膏、マスクの常備率はほぼ9割。薬は頭痛・解熱薬、かぜ薬が7割前後。虫さされ、虫よけ、熱冷却シートは末子が中学・高校生以下の家庭での常備率が高くなっている。
また、消毒薬、ガーゼ、包帯は、中学・高校生がいる家庭での常備率が高い。部活などでのちょっとしたケガが多いのだろうか。
肩こり・筋肉痛(塗るタイプ・貼るタイプ)は、中学・高校生、大学・社会人以上の子どもがいる家庭、つまり、親の年代が40代以上での常備率が7割を超える。

 

【買い替え頻度が高い/常備してあってよかった/買い置きがなくて困った市販薬、衛生用品、頭痛・解熱薬、かぜ薬、絆創膏は使用頻度が高い
「買い替え頻度が高い」のは、使い捨て品のマスク、頭痛・解熱薬、かぜ薬、絆創膏の順。
「常備してあってよかった」は、頭痛・解熱薬、絆創膏、かぜ薬が5割前後。逆に「買い置きがなくて困った」は頭痛・解熱薬、絆創膏、かぜ薬。
頭痛・解熱薬、かぜ薬、絆創膏は、よく購入され使用頻度も高いことが窺える。

 

【常備薬の購入場所   ドラッグストアが89.0%】
「ドラッグストア」が約9割と圧倒的。年代別では、60代以上が「スーパーマーケットの薬売り場」が12.0%と、他の世代に比較すると約10ポイント高い。
ネット通販利用者は、ごくわずか。

 

市販薬を購入する際、薬剤師に相談するか   ほとんど相談しない49.3%
「ほとんど相談しない」は約半数。20代以下は59.6%。年代があがるにつれ、「たまに相談する」が増える傾向に。
フリーアンサーでは「種類が多すぎて選ぶのに困る」という声が散見されるが、薬剤師に相談する人は少ない。時間がない、混雑している、相談したいときには薬剤師がいないなどの理由があがっている。

 

市販薬の購入ポイント 60代以上は「価格」よりも「メーカー・ブランド」で選ぶ
「いつも同じメーカー・ブランドを購入することが多い」は、全体では61.5%。特に60代以上は12ポイント高い、73.4%と市販薬の購入に冒険はしないようだ。購入時に重視するポイントは、全体では「価格」「即効性」「副作用が少ない」「飲みやすさ・使いやすさ」の順。60代以上は他の世代と比べ、「価格」のポイントが低く、 「副作用が少ない」「薬品メーカー・ブランド」のポイントが高いのが特徴。

 

セルフメディケーション税制の確定申告 確定申告をしたは6.7%、知らないが28.7%も
「確定申告をした」は全体では6.7%だが、60代以上は倍の12.0%。そもそも「セルフメディケーション税制を知らない」も1/4以上の28.7%で、特に20代以下では44.4%にものぼった。

 

常備薬の保管方法   瓶入りタイプは、「箱も説明書もとっていない」が約3割
災害など緊急時に持ち出しやすい「薬箱・救急箱」で保管しているは58.5%と約6割。包装、容器別に保存状況を聞いたところ、シート状包装の薬は「箱も説明書もとってある」が76.4%、「箱も説明書もとっていない」は9.7%だが、瓶入りタイプの薬は「箱も説明書もとっていない」が3割。年齢が若い方が、瓶だけで保存する率が高い。

 

常備薬の使用期限  使うときに確認する57.5%
常備薬の使用期限は、「使うときに確認する」が最も多く57.5%。
ただし、市販薬についてのギモンを聞いたフリーアンサーでは、「使おうと思って確認したら、使用期限が過ぎていた」「目薬は使用期限が分からなくなってしまう」などの声があがっている。

 

市販薬についてのギモン、不満  使用期限はどこまで守るべき?、種類が多すぎて違いが分からない、量が多すぎる
フリーアンサーで聞いたところ、全557件のコメントのうち、使用期限についてが108件。
「使用期限が過ぎていたので、もったいないが処分した」「使用期限が過ぎていたが、使った。大丈夫?」など、使用頻度があまり高くないが、いざというときにないと困る…、そんな薬の内容量の見直し、少量サイズの販売を望む声が多い。

 

 

 

※リビングくらしHOW研究所調べ
調査期間 : 2019.05.29~06.02
調査方法 : 「リビングWeb」「シティリビングWeb」「あんふぁんWeb」にてWEB集 計 数 :女性1462人(平均年齢:43.7歳)

 

 

家庭の常備薬についてのアンケート

 

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